幼児版活用セミナー ~「天神幼児版」の機能と活用事例~

開会のご挨拶と本日のテーマ

11時になりましたので、6月度のセミナーを開始いたします。株式会社タオ東京支店、工藤が進行させていただきます。

本日のセミナーでは、弊社のコンテンツ「天神幼児版」について、そのシステム機能、新機能、そして保育施設や各種教室での活用事例をご紹介いたします。

本日のセミナー内容

  1. 「天神幼児版」システム機能のご案内
  2. 新機能「学習リスト」のご紹介
  3. 保育施設での活用事例
  4. 幼児教室・習い事教室など事業所での活用事例

1. 「天神幼児版」システム機能のご紹介

「天神幼児版」は2008年にリリースされて以来、改良を重ねてきた知育コンテンツです。「知識・数量・言葉・記憶・思考」の5つのカテゴリーで構成され、子どもの知育・育脳を目的としています。元々は小学校就学前向けですが、現在では小学校低学年にも活用されています。

5つのカテゴリーと豊富なコンテンツ

  • ジャンル: 1万問以上
  • フラッシュカード: 日本語・英語対応(約700種類、2000枚以上収録)、再生速度調整や音声なしでの利用も可能。
  • 問題レベル: 簡単な問題から、小学校お受験レベルまで対応。

学習の進め方:3つのモード

  • ナビ学習モード(自動カリキュラム作成): 特許取得済みの機能で、コンピューターが子どもの状況に合わせて最適な問題を自動でリストアップします。年少・年中・年長をイメージした「スタート」条件や、目標(標準・お受験など)、学習ペース、終了時期などを細かく設定することで、自動でプログラムが組まれます。
  • フリー学習モード: 指導者が自由に学習したいジャンルや単元を選択し、問題を表示させることができます。各単元には説明ボタンがあり、問題内容や期待できる能力、効果的なサポート方法などを確認できます。
  • ジャンル学習モード: 5つのカテゴリー(知識~思考)ごとに、さらに細かくジャンル分けされた問題の中から、一つのテーマを深掘りして学習できます。

製品仕様と個人購入版

  • 対応端末: Windows搭載端末専用商品(タブレット・PCのタッチパネル対応端末を推奨)。
  • 個人購入版: 2022年リリース。Androidタブレットに内容を組み込んだ買い取り形式で、デザインは法人版より可愛らしくなっています。法人での利用も可能です。

開発のこだわり:「知育」と「心育」

「天神幼児版」は、「知育」はもちろん、「心育(非認知能力)」を重視して開発されています。子どものやる気と自己肯定感を高める工夫が、システム全体に盛り込まれています。

  • 段階的なヒントと称賛: 一度間違えても、すぐに「バツ」とせず、ヒントを与えて再度チャレンジを促します。成功体験を積み重ねることで、自信につなげる仕組みです。
  • 音声による称賛機能: 正解時には、「天才!」「すごい!」「よくできました!」といった称賛の音声が流れます。

「天神幼児版」の5つの領域:学習内容の詳細

1. 知識:語彙力と探求心を育む

幼児期に覚えておきたい基本的な知識から、天体や名画まで幅広く収録。特にデジタルフラッシュカードは活用頻度が高く、語彙数を増やすことで、理解力や論理的思考力、探求心を育みます。年長児で一般的に5000語と言われるところ、コンテンツ活用で6000~7000語の習得も可能です。

2. 数量:算数・数学の土台を築く

数と量の概念、小学校算数・中学校数学につながる土台能力をトレーニングします。大きさ、長さの比較、四則混合計算、図形認識などを、映像(視覚優位)で学習できます。ドッツカード(数字カード)も収録し、右脳的な働きかけも行います。

3. 言葉:国語力と表現力を高める

語彙力を大きく伸ばすことに加え、ひらがな・カタカナの書き練習(プリント出力も可能)や、デジタル絵本での読み聞かせ、百人一首などを通して、国語力と表現力を高めます。

4. 記憶:ワーキングメモリを鍛える

作業記憶(ワーキングメモリ)のトレーニングコンテンツを搭載。幼児版の優位性として、全ての学習内容を音声で読み上げるため、視覚だけでなく聴覚にも働きかけ、言語感覚の向上とワーキングメモリのトレーニングを同時に行えます。

5. 思考:総合的な思考力を養う

集中力、観察力、空間認識能力、分析力、考える力など、幼児教室で重視される分野を網羅。ゲーム要素を多く取り入れ、様々な角度から面白い問題を提供し、総合的な思考力を養います。

新機能「学習リスト」モード:個別指導を強化

先日搭載された新機能「学習リスト」は、指導者が子どもの個別の学習リストを自由に作成できる機能です。

  • 機能概要: 5つのカテゴリー(知識~思考)から、指導したい単元項目を任意に選択し、リストを作成できます。
  • 活用例: 教室独自のカリキュラム作成や、個別の知育指導に役立ちます。
  • 補足ツール: 「目次一覧」冊子(45ページ)を活用することで、1万問以上の問題からリスト作成が容易になります。
  • 学習モードの拡充: これまでのナビ・フリー・ジャンル学習に加え、リスト学習モードが加わり、計4つの学習モードで活用できます。

導入活用事例:保育施設(5パターン)

事例1:【ガイアの夜明けでも紹介】架け橋となる知育環境(保育園)

年長児を中心に、ひらがな・カタカナ習得や小学校算数準備などに活用。子どもの主体性を育むカリキュラムを、小学校のDX化を見据えたトレーニングツールとしても位置づけています。

事例2:【脳科学による適性】自立と知育を育む(都内保育園)

ナビ学習モードを中心に、個々のペースに合わせた知育時間を設定。児童の自立と脳科学による適性重視という理念に基づき、カリキュラムが組まれています。

事例3:【学校の授業スタイル】モニターを活用した集団学習(福岡の保育園)

大きなモニターを使用し、保育士が主体となって授業形式で集団学習を実施。知識(フラッシュカードなど)や数量の学習に活用されています。

事例4:【付加価値・非認知能力育成】地域連携を活かす(認可保育園・FC)

モニターを使った集団学習で、IQだけでなく心育(非認知能力)のトレーニングツールとして活用。ソーシャルスキルトレーニング(発表、順番、社会性)を遊びの行事感覚で実施しています。

事例5:【連携活用】保育園と学童保育の連携(都内保育園・併設学童)

保育園では全体学習や年長児の個別カリキュラムに、併設の学童保育では小学生向け教科の学習支援教材として活用。園外の事業者との連携による加害カリキュラムとしての導入も7月から開始されます。

その他の事業所での活用事例

発達障害児支援事業所(児童発達支援・放課後等デイサービス)

「療育」コンテンツとして、保育施設以上に多くの導入実績があります。対象年齢以外(小学生・中学生など)も活用しており、「幼児」ボタンを「育農」に変更可能(無料)。ワーキングメモリトレーニングや音声読み上げ機能が特に活用されています。

幼児教室・学習塾・習い事教室

メインカリキュラム教材として、またはプラスアルファの幼児クラスとして活用されています。学習塾では、低学年層の受け入れ強化や入会促進、兄弟割引などを設けて早期からの関係構築を図るケースが増えています。

事業サポートについて

株式会社タオでは、導入後のサポート体制も充実しています。

  • 担当制サポート: 導入時の活用研修、カリキュラム作成などを無料で行います。(東日本エリア:工藤、西日本エリア:二宮)
  • 新規開業相談: 事業開始に関する相談も無料です。
  • 研修: システム研修、体験会など、個別に対応します。
  • 運営サポート: 事業運営全般についても、担当者が手厚くサポートします。
  • トラブル対応: PC・タブレット端末のトラブルは、サポートセンターへ直通電話で対応します。

アーカイブ配信のご案内

  • アーカイブ配信: ライブ参加者以外の方にも、お申し込みいただいた方には原則1週間後を目安にアーカイブ配信をお送りします。

ご清聴いただき、ありがとうございました。
来月は「英語教育」をテーマにしたセミナーを開催予定です。ご参加をお待ちしております。

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