【思考の革命】塾のチラシ作成、AIに“丸投げ”する新常識。最初にやるべきはデザイン選びだった。

ラジオ感覚で聞くなら

塾の先生同士のあるある話風にお聞きいただけます。

「夏期講習のチラシ、今年もまた作らないとな…」
「でも、デザインも苦手だし、どんな言葉を書けば生徒が集まるんだろう…」

もし、あなたがこのように**「何を書くか」から考えている**としたら、そのアプローチはもう古いかもしれません。実は、チラシ作成の時間を10分の1に短縮し、かつプロ品質の成果を出すための新常識は、全く逆の順番で進めることだったのです。

この記事では、最新のAIを「優秀な外部デザイナー」として活用し、①デザインを選ぶ → ②AIに丸投げする、という革新的な手順でチラシを完成させる方法を、どこよりも分かりやすく解説します。

もうセンスや言葉選びで悩む必要はありません。この記事を読めば、あなたのチラシ作成の常識は、今日、根底から覆ります。

1. なぜ「デザインから選ぶ」のが正解なのか?

従来のチラシ作りでは、「伝えたいこと(テキスト)」を考えてから、それに合う「デザイン」を探していました。しかし、この方法には2つの大きな落とし穴があります。

  1. 結局、素人っぽいデザインになる: テキスト量に合わせてデザインを調整するため、バランスが崩れやすい。
  2. 時間がかかりすぎる: 「何を」「どう書くか」で悩み、手が止まってしまう。

発想を逆転させましょう。先にプロが作った美しいデザイン(=ゴール)を決めてしまえば、あとは**「このデザインに合うように、うちの塾の情報を入れて」とAIに指示するだけ**で良いのです。ゴールから逆算するから、迷わず、最速で、美しい結果にたどり着けます。

2. 【最重要】最初に一度だけやるべき「魔法の準備」

このメソッドを実践する前に、たった一度だけ、あなたの塾の情報をAIに「自己紹介」しておく必要があります。この工程こそが、今後のあらゆる業務を効率化する、最も価値のある”資産”となります。

ChatGPTの「カスタム指示(Custom instructions)」機能を開き、以下のテンプレートを参考に、あなたの塾の情報を入力してください。

【カスタム指示・設定用テンプレート】

お仕事はどのようなことをされていますか?

  • 滋賀県草津市で「〇〇塾」という個人経営の学習塾を運営

ChatGPT にどのような特徴を求めていますか?

  • 私の右腕として、コンサルタント・広報・マーケティングなどにの専門家としてふるまってください。

その他、ChatGPT があなたについて知っておくべきことがあれば教えてください。

  • ターゲット:主に〇〇中学校の生徒と、その保護者です。
  • 強み:少人数制で、生徒一人ひとりの質問に丁寧に答えられるアットホームな雰囲気が強みです。特に数学の成績アップには自信があります。
  • 指導方針:単なる暗記ではなく、生徒が「なぜそうなるのか?」を理解し、自ら考える力を育むことを大切にしています。

(※この設定は一度行えば保存され、毎回入力する必要はありません)

この準備が終われば、AIはあなたの「優秀な専属アシスタント」に生まれ変わります。さあ、実践に進みましょう。

3. たった3ステップ!「デザイン起点」の爆速チラシ作成術

ステップ1:【Canva】直感で「好きなデザイン」を選ぶ

まずは無料ツール「Canva」にアクセスし、検索窓で「塾 チラシ」と検索します。プロが作った何百もの美しいテンプレートが表示されるので、理屈は抜きにして、あなたが「これ、いいな」と感じるデザインを直感で選んでください。

デザインが決まったら、その画像をPCに保存(エクスポート)します。

ステップ2:【AI】画像を丸ごと”投げて”、変更案を出させる

次にChatGPTを開き、ステップ1で保存した画像を貼り付けます。そして、以下の**「魔法のプロンプト」**を入力してください。

添付した画像は、私が気に入った塾のチラシのデザインテンプレートです。
私の塾の夏期講習で、このチラシを使いたいと思っています。
私の塾の特長を最大限に活かしつつ、このデザインの良さを壊さないように、変更すべき箇所と具体的な文章案を、ビフォーアフター形式で提案してください。
文字数が多すぎてデザインが崩れないように、全体のバランスも考慮してください。


ステップ3:【AIの提案】をCanvaに反映させる

この指示を出すと、AIは以下のような、驚くほど的確な提案をしてきます。

【AIからの提案例】

1. キャッチコピーの変更

  • Before: 「この夏、ライバルに差をつける!」
  • After: 「数学が『わかる!』に変わる夏!」
    • 理由: 貴塾の「数学に強い」という強みを反映させ、安心感を打ち出しました。

2. 本文の具体化

  • Before: 「充実のカリキュラムで学力アップ!」
  • After: 「中1のつまずきポイント『方程式』をわかるまで、とことん付き合います!」
    • 理由: 抽象的な表現を避け、保護者が知りたい具体的な内容と、貴塾の丁寧な指導方針を示しました。

3. 写真の変更提案

  • Before: 外国人の生徒のイメージ写真
  • After: 先生と生徒が和やかに話している写真、もしくは教室の温かい雰囲気が伝わる写真に変更することをお勧めします。
    • 理由: 貴塾の「アットホームさ」を視覚的に伝えるためです。

あとは、このAIの提案を見ながら、Canva上でテキストを書き換えたり、写真を差し替えたりするだけ。あなたはもう「考える」必要はありません。AIの指示通りに「作業」するだけで、わずか数十分でプロ品質のチラシが完成します。


まとめ:AIを「作業員」ではなく「コンサルタント」として使う

いかがでしたでしょうか。
多くの人がAIを「検索の代わり」「文章を書かせるだけのツール」だけのツールとして使っていませんか?
その真価は「視覚情報を読み取り、改善案を提案するコンサルタント」として活用するところにあります。

  1. 最初に「カスタム指示」で、あなたの分身を作る。
  2. 次に「デザイン」というゴールを決め、AIに見せる。
  3. 最後に「このゴールに向けて、どう変えればいい?」と相談する。

この新しい思考法を身につければ、チラシ作成だけでなく、Webサイトの改善や保護者への連絡など、あらゆる業務が劇的に効率化し、質も向上していくはずです。

この効果をさらに2倍、3倍に高めるための“たった一つの重要な準備”があります。前述の、AIにあなたのことを「自己紹介」しておく『カスタム指示』の作り込みです。今回ご紹介したテクニックも、この『カスタム指示』を設定しておくことで、よりあなたの塾にパーソナライズされた、的確なアウトプットを返してくれるようになります。

「最強の準備」の方法はAIコンサルの中でもお伝えしています。

「時間」と「心の余裕」を取り戻し、本来やりたかったはずの“理想の塾経営”を始めませんか?チラシの作り方、そしてAIへの「自己紹介」の方法まで、この記事で多くのヒントを得られたかもしれません。
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