理由を話さなくても問い詰めるのはNG!不登校になった子どもの笑顔を取り戻すために親が出来る対応9選
子どもが不登校という選択をすると、保護者も悩み、不安になる場合がほとんどです。そのため、わが子のためにと思い、登校したくない理由や原因を問い詰めてしまうことがあるのではないでしょうか。
しかし、話したがらないお子様に不登校の理由を問い詰めるのは、“してはいけないNG行為”です。場合によってはお子様の心の傷をさらに深くしてしまうことがあるので、本記事を通して理想的な関わり方を学ぶようにしましょう。
そこで今回は、不登校になった子どもの笑顔を取り戻すために保護者が出来る理想的な対応を9つ紹介していきます。学校に登校したくない理由を保護者に話さない背景なども解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
子どもが不登校の理由を話さないのはなぜ?
お子様が不登校になった理由を話さないと、保護者は
「子どものためにしてあげられることがわからない」
「どうして理由を教えてくれないの?」
と悶々としてしまうものですよね。しかし、子どもには子どもなりの理由があるので、まずは“不登校の理由を話さない背景”について考えることが大切です。不登校の理由を話さない背景を理解することで今できるアプローチに気づける可能性も高まるので、お子様はどうして理由を話さないのか下記を参考にして考察するようにしましょう。
ではさっそく、不登校の理由を話さない6つの背景をご紹介します。
親に心配や迷惑をかけたくないから
「親に心配や迷惑をかけたくない」という思いがあり、不登校の理由を話さない場合があります。
これは保護者のことを大切に思っているお子様に多い心境で、
などと、保護者を思うからこそ“話さない”という選択をしていると考えられます。このようなタイプのお子様が理由を話してくれた場合は、過度に心配しすぎず、かつ「話してくれて嬉しいよ」などと、ポジティブな返答・対応をするように心がけましょう。
親を信用していないから
過去に何か話をしたときに、心が軽くなったり、嬉しいと感じたりする対応をしてもらえなかった子どもは保護者を信用していない場合があるでしょう。そのため、
と予想し、相談することを拒否しているケースがあります。お子様を思っての厳しい態度だったとしても子どもには伝わらない場合があるので、しっかりと言葉と態度で愛情を伝え、信頼関係を築くことからはじめるようにしましょう。
親が怖いから
日頃から怒られてばかりいるお子様は、不登校になった理由さえも
などと考え、保護者に打ち明けることを恐れる場合があります。怒られてばかりいないか、保護者の顔色をうかがってばかりいないかなど、普段のお子様との関わりをこの機会に振り返ってみるのがおすすめです。このタイプのお子様は、保護者に対して安心感や信頼感を感じられるようにさえなれば、不登校の理由を打ち明けてくれるようになるでしょう。
悩みを打ち明けることが恥ずかしいから
思春期の子どもは、保護者に自分のことを話すのが恥ずかしい場合があります。特に悩みや悲しみ、痛みや辛さといったデリケートな内容は保護者に伝えるのが恥ずかしいと感じる場合がほとんどです。そのため、親子関係が良好であっても“不登校の理由を伝えられない”といったケースにつながると考えられます。
このようなタイプのお子様は友達のような対等な関係性を築けると、話せるようになる場合があるようです。茶化したり子ども扱いをしたりせずに、ひとりの人間として関わるようにしましょう。
言葉にすることが苦手だから
会話が苦手なお子様は、思っていることを言葉にすることが難しい場合があります。
そのため、話したくても話せなかったり、「どうせうまく伝えられない」と諦めたりしてしまうので、結果的に“理由を話せない”というケースにつながってしまうことがあります。
このようなタイプのお子様には、保護者から理由を尋ねても問題がない場合があります。お子様が話したい様子で、かつ言葉が出てこない様子が見られた場合は、「いつ」「どこで」「誰と」「どんなことが起きたのか」など、短い言葉で返事ができるように質問するといいでしょう。
自分でも理由がわからないから
子どもは大人に比べて知識や経験が少ないので、
自分自身でもわからない場合があるでしょう。例えば、不登校の子どもには生活リズムが乱れて気力がわかないといったケースが少なくありません。また、勉強がわからなくて学校嫌いになっていたものの、友達とのケンカで限界に達したため、本質的な悩みにたどりつけない といった“原因が混在しているケース”も非常に多いようです。
このような場合は学校などの意見も参考にしながら、お子様の本当の気持ち・本質的な原因に気づくことが大切になります。生活リズムを整え心身を回復させることからはじめるのもいいでしょう。
不登校になったときの子どもに対する親の対応
お子様が不登校になった理由を教えてくれない背景を理解したところで、次に「不登校になった子どもの笑顔を取り戻すために保護者が出来る理想的な対応」を説明していきます。大切なポイントを9つにわけて説明していきますので、ぜひ下記を参考にしてお子様と関わるようにしましょう。ではさっそく、保護者が出来る理想的な9つの対応をご紹介します。
学校を休むことが悪いことではないと伝える
不登校の子どもは、
と自分を責めている場合がほとんどでしょう。しかし、学校に行けなくなったのは頑張りすぎた結果であり、“休む必要がある”ということです。そのため、今は必要な療養期間であることをしっかりと伝えることが大切です。休んでいいと保護者に伝えられることでうしろめたさが軽減し、安心して心身を労わることができるようになります。
頑張ってきたことを認めてあげる
学校に行けなくなってしまうほど心身が限界に達したお子様の頑張りを認め、まずはしっかりとほめるようにしましょう。不登校の子どもは学校に行けないと自分自身を責めている場合がほとんどなので、自己肯定感が低くなりやすい傾向があります。現在のお子様はもちろんのこと、今まで頑張ってきたお子様のこともしっかりと評価し、労わるようにしましょう。
聞きたい気持ちを抑えて、子どもの話に寄り添う
お子様が不登校に関する話をすると保護者は解決の糸口を探したくなり、つい質問をしてしまうことがあるのではないでしょうか。しかし、傷ついた心を癒すのに必要な対応は、受容と共感です。ありのままの話を受け入れ、共感するだけのほうが、傷ついているお子様の心は軽くなるはずです。
さまざまなことを聞きたくなる気持ちもわかりますが、聞きたい気持ちを一度ぐっと抑えて、お子様が話す話だけに耳と心を傾けるようにしましょう。
学校以外のコミュニティを提案する
不登校になると、日常の中で関わる人物が“家族だけ”になるお子様も多いのではないでしょうか。しかし、新たなコミュニティに属することで、「自分の新しい居場所」を作ることができるので、お子様にとって心地よい場所となるような“新たなコミュニティ”を提案していくことが大切です。
例えばフリースクールなどを利用する場合、“不登校仲間”ができます。同じ立場の仲間にだからこそ話せることがあるかもしれませんし、同じ仲間と過ごすことで心の痛みが軽減することもあるでしょう。仲間ができ、自信を持てたことで、立ち直ることもできるかもしれません。
学校とは関係ない第三者との交流を行う
上記の「居場所作り(学校以外のコミュニティを提案する)」と同様に、「第三者との交流作り」も心がけるようにしましょう。同じ年齢、同じ性別の子どもであったとしても、性格や個性はさまざまです。そのため、学校では同級生と仲良くできなかったお子様でも、新しい環境では気の合う仲間がたくさんできることがあります。
また、多くの人と触れ合うことで「仲良くできた!」「友達ができた!」といった成功体験を重ねることもできます。第三者との関わりは気分転換にもなるので、居場所作りとともに第三者と交流できる環境作りも行うようにしましょう。
家の中での居場所を確保してあげる
本来「家」という場所は、安心ができる居心地のいい場所です。笑ったり会話を楽しんだり、くつろいだり楽しんだり、外での心労や疲労をリフレッシュさせる場所といっても過言ではありません。
しかし、不登校というお子様の選択により親がナーバスになってしまうことがあるでしょう。そうなるとイライラしたり緊張感が漂ったりする、落ち着かない空間になってしまうので気をつける必要があります。不登校中の子どもの居場所は、“家以外ない”というケースがほとんどです。そのため、家での生活がお子様のすべてになるので、傷ついた心が癒えるような心地のよい居場所になるようにする必要があります。
理由が分かっている場合、その理由から遠ざける
お子様の心身が回復するまで、心身が疲弊する原因から遠ざけることが大切です。
例えば、学校で嫌な思い、辛い思いをしたお子様には、学校関係の話題はしないようにするのが理想的です。お子様の登校意欲がわくと考え学校行事の話などをする保護者もいらっしゃるかもしれませんが、
など、ネガティブな感情が湧いて、お子様のストレスを大きくしてしまう可能性があります。お子様から話してきたり、聞いてきたりしない限り、原因と関わるような会話は控えることが大切です。心身の回復を第一に考えるようにしましょう。
同情しすぎない
お子様の気持ちや表現、言動をを受け入れたり共感したりすることは理想的な関わり方ですが、“同情”しすぎるのはお子様のエネルギーを奪ってしまう場合があるので注意が必要です。
お子様にとって一番顔を見る機会の多い保護者が悲しそうな顔をしていると、調子がいいと感じる日さえもネガティブな思考に傾いてしまう恐れがあります。また、「かわいそうに」「辛いだろうに」と同情ばかりされていると、お子様は「自分はかわいそうな人間だ」と思い込んでしまうこともあるでしょう。お子様と関わる際は理想的な受容・共感を意識するようにして、“同情”になっていないか確認するようにしましょう。
家族の時間を作る
子どもが不登校になるとネガティブなイメージを抱くことが多いですが、お子様とゆっくり過ごせる“特別な長期休暇”とポジティブに考えるのがおすすめです。
不登校は家族の時間を作ったり、見直したりする機会にもなります。子どもが子どもでいられる時間は有限なので、今この瞬間が大切な家族時間になるように心がけるといいでしょう。
子どもの将来の選択肢を増やすための選択肢
お子様の気持ちが少し落ち着いたら、学校に行かなくてもいいけど将来のことを考えて勉強を進めてもいいかもしれません。勉強がお子様の心を癒すきっかけになることもよくあります。
せっかく家で学習するなら、「出席扱いされる」という条件は必須ですよね。フリースクールや不登校特例校などはもちろん、通信教材の中にも「家から出ずに出席を認める」教材があります。
すべてのICT教材が「出席したと認められる」わけではありません。「不登校を出席扱いにする制度」の条件を満たすICT教材を選ぶ必要があります。
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