幼稚園へ伝える子どもの性格の正しい表現方法【願書の性格欄に悩んでいませんか?】

幼稚園の入園願書には、子どもの性格を記入する欄があります。しかし、いざ書こうとしても、長所や短所をどんなふうに書けばいいのか、頭を悩ませる保護者の方は多いと思います。この記事では、幼稚園の願書に子どもの性格を書く理由や書き方のポイントなどを紹介しています。是非参考にしてみてくださいね。

目次

なぜ「子どもの性格」を聞かれるのか

なぜ「子どもの性格」を聞かれるのか

そもそも、どうして入園するための願書に子どもの性格を書く必要があるのでしょう。これは、幼稚園側がクラス分けの参考にしたり、入園後の保育に役立てたりするためです。保護者が書いた子どもの性格は、幼稚園の先生方にとって大切な情報となるのです。

では、具体的にどのように保育に活かされるのかを見てみましょう。

子どもの長所を活かす指導をするため

子どもの性格を記入する理由として、「長所を伸ばす関わりや指導をしたい」という園側の意図があります。

例えば、物怖じせず誰とでも仲良くできる子どもの場合、グループの代表などに選んで対人関係の学びをさらに伸ばそうと考えたり、内気な子どもとペアを組んでクラス全体のバランスを取ってもらおうとすることもあります。それぞれの子どもの個性を伸ばす保育を行うために、先生方が子どもの長所を参考にすることを理解し、なるべく正確に伝わる書き方を心がけましょう。

子どもの短所に合ったサポートをするため

長所と同様に、短所についてもその子どもに合った関わり方で、指導やサポートを行いたいという園側の意図があります。

例えば内気な性格の子どもの場合、自分から友達を誘ったり、グループに入ったりできるように先生が声掛けを手伝うなど、事前に情報を得ることで友達との関わりをうまくサポートできます。子どもの性格を記入する理由には、「子ども自身が短所を乗り越えて、自分でできるようになっていくために園がサポートする」という目的もあるのです。

親が子どもをどれだけ把握しているかを知るため

長所や短所をどのように書いているかで、園は「親が子どもにどれくらい関わっているのか」を知ることができます。また子どもの気質を親がどう捉えているかによって、「将来どんな子どもに育ってほしいと思っているのか」家庭での教育方針などを知ることができます。

子どもの性格についての書き方で、親の価値観を知ることも園側には大事な目的なのです。

幼稚園願書における「子どもの性格」の書き方

子どもに合った保育やサポートをしてもらうためにも、子どもの性格は的確に表現したいものですよね。ではどんなふうに書いていけば良いのでしょうか。

まず、子どもがどういう性格かを考え、印象に残っている行動やエピソードを思い浮かべて書き出しましょう。なかなか思いつかない場合は、祖父母などに子どもの印象を尋ねてみるのもおすすめです。親とは違う視点で見るので、新たな発見があるかもしれません。

何点か書き出せたら、そこから願書に書けそうな単語を連想していきます。浮かんだ単語をそのまま箇条書きにせず、相手に伝わりやすいように、具体例と併せて文章にしましょう。

子どもの長所は具体的に書くこと

子どもの長所を書く時は、「積極的で社交的」「感受性が豊か」などのような表現で終わるのではなく、具体的なエピソードを入れて、且つ簡潔にまとめるようにしましょう。

書き方の例

「積極的で社交的」→公園や児童館では、自分から進んでお友達とコミュニケーションを取って遊ぶことが多いです。誰とでもすぐに仲良くなれるため、積極的で社交性があると感じています。

「感受性が豊か」→感受性が豊かで、絵本を読むと、自分が登場人物かのように物語に入り込みます。お友達と一緒に遊ぶときには、悲しそうにしている子にすぐ気づいて「大丈夫?」と声をかけている様子から、人の気持ちを敏感に感じ取れる子だと感じています。

また、子どもの良い部分をアピールすることは大切ですが、大げさに褒めるのではなく、あくまでも客観的な視点で書くことを心掛けましょう。読み手にとって意味のある資料にしてもらうためには、事実を大きく盛って書いたりせず、率直に書くことが大切です。

子どもの短所は前向きな言葉に言い換えて書くこと

短所を書く場合、ネガティブすぎる言葉をそのまま使うと印象が悪くなるため、表現方法を工夫することが大切です。短所は強調するのではなく、優しい表現に置き換えて書くようにしましょう。

短所を長所や強みとして捉えたり、言い換えたりする方法を「リフレーミング」といいます。「リフレーミング」とは、物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、別の枠組みで見直す、つまり「視点を変える」という意味です。子どものマイナスな性格も、違う視点から見るとその子の強みとして言い換えることができるのです。

言い換えの例

①「引っ込み思案で消極的」→「相手の気持ちを尊重できる、優しい」

②「気が強くてわがまま」→「積極的で、自己主張ができる」

実際に願書に書く際は、短所をポジティブな言葉に言い換え、さらにその部分について親がどのように受け止めて対応しているかを、文章にして書きましょう。「幼稚園生活で学んでほしい」などを添えるとさらに印象が良くなります。

上記①②について、例文を見てみましょう。

書き方の例

①内気な性格で人見知りなところがありますが、相手のことを思いやれる優しい子です。これからたくさんのお友達と関わり、色々なことを経験する中で、楽しみながら少しずつ自信をつけていってほしいと思います。

②主体性があり、自分の意見をはっきりと主張することができますが、思い通りにならない時に我慢したり受け入れたりすることは少し苦手です。幼稚園ではお友達を大切にすることを学び、協調性を育ててほしいと思っています。

短所を書く際には慎重に言葉を選ぶ必要はありますが、事実でないことや、作り話を書くことはおすすめしません。適切な指導やサポートを受けられなくなるかもしれないからです。

例えば「癇癪が強い」など、子どもの性格で先生に配慮してもらいたい点がある場合には、その旨を記載すると良いでしょう。その際、家庭でどのように対応しているかについて書き添えると、園側も対応しやすく助かります。

子どものありのままの姿を認めた上で、捉え方を変えて優しい表現で書くようにしましょう。

子どもの短所をポジティブに言い換えよう

子どもの短所をポジティブに言い換えよう

「子どもの性格の書き方」でも述べたように、子どもの短所はポジティブな言葉に言い換えることができます。普段から違う視点で子どもの言動を見るようにすると「それも良いところ」と思えるようになり、親も気持ちにも余裕ができるかもしれませんね。

ここでは、先ほど触れた以外にも、幼児期によく見られる短所を前向きな言葉に置き換えて説明しています。例文と合わせて、ぜひ願書を書く際の参考にしてみてください。

人見知り

人見知りは、人と関係性を築くことに時間がかかるため短所と思われがちです。しかし、思慮深く慎重で、打ち解けると仲良くなりやすいという部分は長所でもあります。

例文

人見知りな性格で、初めて会う人や慣れていない人の前ではうまく話せないことがあります。一度打ち解けると、相手を信頼して大切にすることができるので、園生活では多くのお友達と触れ合い、社交性を身につけていってほしいと思っています。

わがまま

わがままな性格は短所ではありますが、意思が強く、自分の意見をはっきりと主張することができる点は強みとなります。

例文

自分の考えや感じたことを、言葉に出して表現することが上手です。意思が強く、時々わがままを言うことがありますが、最近は本人なりに状況を理解し、少しずつ我慢もできるようになってきています。幼稚園ではお友達を大切にして、協調性を育てていってほしいです。

神経質

神経質な性格というとマイナスなイメージがありますが、ポジティブな言葉に言い換えると「几帳面」「繊細」「感受性が豊か」などの長所になります。

例文

几帳面で、自分の身の回りの物の整理整頓が得意です。細かいところにも気が付き、親や友達にいつもと違う様子があれば、敏感に感じ取る繊細さがあります。

飽きっぽい

幼児期の子どもの集中力が続くのは、一般的に「年齢プラス1分」ほどだと言われています。ですので、幼児期は落ち着きがないことにあまり神経質になる必要はないでしょう。飽きっぽいという性格は、「好奇心旺盛」「切り替えが早い」などの言葉に置き換えて表現することができます。

例文

好奇心が旺盛で色々なことに興味・関心があります。根気の必要な作業が苦手なところがあるため、幼稚園では興味を持ったことには一生懸命取り組み、達成できる力を育んでほしいと思っています。

気が弱い

気が弱くて内気な子どもは、相手の気持ちを尊重できる心の優しい子どもです。願書に書く際は、短所として強調せず、優しい表現に置き換えて書くようにしましょう。

例文

気が弱いところがありますが、優しくて思いやりがあり、お友達を大切にする子です。幼稚園でたくさんのお友達と楽しく関わる中で、少しずつ積極性を身につけていってほしいと思っています。

頑固

頑固な性格というのは「我が強い」というイメージから短所に思われがちですが、「自分をしっかり持っている」「芯が強い」といったポジティブな言葉に言い換えることができます。

例文

何事にも粘り強く取り組み、最後までやり遂げる芯の強さがあると感じています。自分の意見をしっかり持ち、納得いくまで考えを曲げないことがありますが、理屈に合っていると思えばきちんと切り替えができます。

落ち着きがない

「落ち着きがない」という性格は、「何に対しても興味を持って取り組み、向上心がある」といった長所に置き換えることができます。マイナスな部分に対して家庭でどんな工夫をしているかも書くと良いでしょう。

例文

色々なことに興味があり、何事にも恐れずに挑戦します。失敗もありますが、経験から学ぶことも多く、新しいことに取り組む姿勢を尊重しています。興味が強すぎると、時々周りが見えなくなることがあるため、きちんと周りの様子を見てから行動するように伝えています。

おおざっぱ

細かいことにこだわらない大雑把な性格は、「おおらかで大胆」と置き換えて表現することができます。物事の全体を大きくとらえて見ることができるため、困難にぶつかった時も落ち着いて乗り越えることができます。

例文

自分が遊んでいるおもちゃを弟に取り上げられても、動じないおおらかさがあります。お友達と喧嘩になってもあまり気にすることなく、すぐに仲直りできます。何事もまずやってみるという行動力がありますが、せっかちで細かい部分にこだわらないことがあるため、幼稚園では、落ち着いて物事に取り組む姿勢を身につけてほしいと思います。

マイペース

マイペースな性格は、周りの動きに合わせるのが苦手なことが多いため、短所として見られがちです。しかし、捉え方を変えると「丁寧」「落ち着きがある」「周りに流されず、自分で考えて行動できる」といった言葉で言い換えることができます。

例文

何事においても慎重にじっくり考え、丁寧に取り組む姿勢が見られます。周りに流されず、どんな時も落ち着いて行動することができています。これからの園生活では、「集団で行動すること」や「周りとペースを合わせること」などを学んで身につけていってほしいと思っています。

まとめ

子どもそれぞれに個性があって、長所と短所があるのは自然なことです。親が子どもの短所をポジティブに捉えることによって、今まで叱っていたことも褒めて伸ばしてあげたい長所に変わり、子どもの自己肯定感も高まります。願書を書くにあたってあらためて子どもの性格を考えることは、今の子どもの姿を見つめる良い機会にもなるでしょう。

子どものありのままの姿を受け止めて、良いところは伸ばし、改善するべきところは前向きに捉える「リフレーミング」の方法を取り入れて、子どもの魅力に磨きをかけてあげたいですね。

面接時のお子様の印象を「1ランク」上げる方法

面接に臨む上で注意することは、「面接に立ち会う先生の立場に立って物事を考えられるか」です。先生は園にどんな子どもを迎えたいと考えているのでしょうか

・優しい子ども
・明るい子ども
・言うことを聞く子ども
・明るく挨拶ができる子ども
・かしこい子ども

「良い子」と言われる子どもの特徴は様々ですが判断基準は先生によって異なります。しかし共通して言えることは「園が欲しいのは、しっかりした親の環境下で育てられている子ども」であるということです。面接では子どもを見られてはいますが、子どもの対応から親の子育てを見られているといっても過言ではないでしょう。

では、面接時にどんなことに気をつけるべきでしょうか

幼稚園の受験時に面接官は、面接での応対を含め、「親からどんな教育を受けているか」を判断されます。

子どもが自主的に楽しんで学習に取り組めているか
自宅において、子どもが楽しめる学習環境を用意できているか

でしょう。

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