小学校受験費用はいくらかかる?幼児教室や塾、受験料なども合わせて紹介します。

「子どもが安心できる環境で学べるように…」との願いを込めて、小学校受験を検討されるご家庭もいるでしょう。

なんとなく「お金がかかりそう」というイメージが強い小学校受験ですが、都内の受験者数はコロナ禍の3年でなんと20%近くも増加しているとのデータもあります。よりよい環境を求めて受験する背景には、いったいどの程度の出費が必要なのか気になりますよね。

本記事では、小学校受験・入学にかかる費用の相場について詳しく解説します。小学校受験の費用を抑える方法や、実際の受験の様子もあわせてご紹介しますので、小学校受験を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

小学校受験・入学にかかる費用

小学校受験・入学にかかる費用

文部科学省が調査した令和3年度「子供の学習費調査」によると、私立小学校の学習費は公立小学校の4.7倍かかるといわれています。「やっぱりお金かかるのか…」と驚かずにはいられない、そんな数字ですね。

一般的に小学校受験にかかる費用は、下記のことが挙げられます。

小学校受験にかかる費用の例

・小学校受験の受験料・入学金(私立/国立)
・幼児教室・塾の費用
・習い事(お受験用)の費用
・問題集・ドリル等の教材費用
・面接時の服・くつ・カバン
・その他

それぞれ詳しくみていきましょう。

小学校受験の受験料・入学金(私立/国立)

小学校受験の受験料や入学金は、受験する小学校によって金額に差があります。

私立小学校国立小学校
受験料2万円~3万円2,000円~3,000円
入学金約30万円なし
小学校受験の受験料や入学金の想定金額

「すべり止め」として志望校以外も受験するご家庭や、志望校が複数あるご家庭もあるでしょう。複数の私立を受験した場合、10万円前後の費用がかかることが予想されますし、受験した学校の合格発表の日程によっては、合格したから行く必要がなかったという「すべり止め」のために入学金を支払わなければいけないケースもあります。

また、ほとんどの私立小学校は任意で寄附金を募っており、施設の拡充や教育プログラムの開発運営、ICT設備の導入などに使われます。その額は数万円から、中には50万円以上まである場合も!小学校によって寄附金事情には大きな幅がみられます。学校によって入学後にお金がかかるケースもありますので、情報があれば「寄付金」などの情報も確認しておきましょう。

幼児教室・塾の費用

首都圏の主な幼児教室・塾に通う場合、年長の1年間(年中の11月〜年長の10月)で100万円以上はかかると考えておきましょう。志望校によっては受験で問われる項目が広いので、幼児教室や塾を掛け持ちして対策をする場合は、さらに費用が発生します。

【年長(年中の11月~年長の10月)の場合】

毎月の授業料 2万円~5万円
入会費3万5,000円~8万円
講習【春期・夏期・冬期】約40万円
模擬テスト 1回分1万円~1万5,000円
年長(年中の11月~年長の10月)の幼児教室・塾の費用例

※幼児教室・塾によって異なります。

幼児教室や塾によって金額・受験対策はさまざまなので、子どもが通いやすいのはもちろん、保護者と先生の相性がいいかどうかも、重要なポイントといえます。

中には、小学校受験の願書の添削に熱心な教室もあります。子どもの性格を言葉で説明するのは、親といえど難しいものです。普段の子どもの学習の姿勢をよく見ている、かつ受験の傾向を把握している先生の添削が受けられるのはとても心強いですよね。

習い事(お受験用)の費用

小学校受験のために、体操教室や絵画教室に通うご家庭が増えています。その理由は、運動や制作、絵画が試験項目に加えられている小学校が増えているからです。試験では、下記のことを評価されます。

  • 指示を理解して運動の動きを実践できるか
  • 学校側の課題に対して、その通りに作品を完成できるか
  • 子どもが描いた絵画を見ながら「なぜそう描いたか」に答えられるか
  • グループワークで複数の子どもとひとつの課題を仕上げられるか

体操や絵画はやはり専門家の視点から教わる方が、子どもの自由な発想や想像力を引き出しやすいでしょう。

体操教室月1万5,000円前後
絵画教室月2万5,000円前後
体操教室・絵画教室の塾費用例

小学校受験に合格するための参考書や動画も手に入りやすくなっているので、ご家庭の学習時間の中で取り入れてみるのもおすすめです。

問題集・ドリル等の教材費用

どのような教材を使用するか、家庭によってばらつきはありますが、年長時の相場は8万円程度です。子どもを幼児教室に入会させた時点で、小学校受験対策の予想問題や面接マナーの教材、幼児教室・塾オリジナルの教材は購入することを想定しておきましょう。

年少頃からドリルを使った学びをするご家庭も多いかと思いますので、教材費用は多く見積もって考えた方が無難です。年長時になると「ペーパー20枚が日課」という受験生も中にはいます。「いくらあれば足りる」と明確には言えないほど購入してしまうのが実情…との体験者の声もあります。

面接時の服・くつ・カバン

小学校受験の際のスーツや鞄は、各家庭によってかける金額には大きな差があります。おおよその相場は下記の通りです。

お子様のスーツ5万円~10万円
お父様のスーツ10万円
お母様のスーツ10万円

面接時の服装で受験の合否が決まるわけではありませんが、身だしなみが面接官に与える印象は大きいでしょう。

幼児教室や塾へ通う時は、親子ともども小学校受験時と同じ「かしこまった格好」で行くのが通例。子どもが受験本番の感覚に慣れるため、普段通りに振る舞えるように、という思いからだそうですが、普段から見た目にこだわる保護者は多いでしょう。あくまでも小学校受験にかかる費用ですので、ランドセルや文具などの項目は除外しています。

その他

小学校受験をするにあたって、下記のような費用も発生するおそれがあります。

  • 幼児教室や塾に通う交通費や駐車場代
  • 受験する小学校への交通費
  • 願書に貼る顔写真

子どもの願書に提出する顔写真は、プロのカメラマンに依頼する保護者もいるようです。複数受験すればその分費用も上乗せされるので、事前にどの程度費用がかかるかどうかは把握しておきたいですね。

小学校受験にかかる費用を抑えるには

「我が子の将来のためならば」とついお金を出してしまい、上限が見えなくなるのが小学校受験。合格後も続く教育費を考えると、小学校受験にかかる費用は最小限に抑えておきたいですよね。

ここでは、小学校受験にかかる費用を抑える方法をご紹介します。

幼児教室・塾の開始時期を見直す

小学校受験にかかる費用を抑えるには、幼児教室や塾に通う時期を見直すといいでしょう。年少組の小さい時期から受験対策をすれば、2年〜3年分の費用が倍かかるからです。

実際に、小学校受験の数ヶ月前から幼児教室や塾に通い、短期集中型で合格を勝ち取ったご家庭もいます。志望校合格への重要課題は何なのか、子どもの成長はどの段階になるのか、保護者の見極めのタイミングが重要でしょう。

講習は強化すべき分野のみ

小学校受験の費用を抑える方法として有効なのは、強化したい講習のみを受講することです。幼児教室や塾で行われる対策ゼミは、毎月の授業料とは別途で支払う必要があるので、「子どもに大事かも…」と思って手当たり次第に参加すると、莫大な費用がかかります。

中には、幼児教室のお友達がみな参加する講習であれば、講習させたいという思いが膨らむかもしれません。小学校受験でありがちなのは、周囲の保護者の情報や行動に保護者自身が惑わされてしまうことです。

志望校の受験内容を吟味して講習が本当にお子様に必要かどうか、家庭や幼稚園で学習できる内容でないかを客観視しましょう。

通信教材などを利用し、自宅学習を取り入れる

幼児教室や塾の授業料を抑える方法として、通信教材の利用があります。毎月4,000円~5,000円前後と価格も安く、小学校受験に必要なペーパーテストの内容をカバーできます。自宅での学習内容を増やすと、格段に小学校受験の費用を抑えられるのでおすすめです。

ただ通信教材だけでは対策として不十分なので、行動観察や制作、面接に関しては幼児教室や塾で強化しながら進めていくといいでしょう。

まとめ 小学校受験は『子どもの未来を導くこと』

小学校受験にかかる費用と、小学校受験にかかる費用を抑える方法についてご紹介しました。小学校受験にこだわり始めると、いくらあってもお金は足りなくなります。子どもの可能性と教育費は無限大でも、家計でできる範囲は限られるもの。どの程度費用がかかるのかを把握するのは大切です。

また、お子様をどんな教育の中で育てたいのか。どのような性格で、どういう人間になって欲しいのか。その答えを家族で導き出していくのが、小学校受験でもあります。小学校受験という大きな壁を乗り越えた先に、明るい未来が差し込みますように。

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