発達障害・学習障害・ADHD等の原因や症状、子どもとの関わり方や勉強方法は?

近年、「発達障害」や「学習障害」は一般的なキーワードになってきました。世間で取り上げられることで、研究が進むに連れて、色々なことがわかってきました。しかしネガティブな面ばかりが注目されている印象があります。このページをご覧の方も「これからどうしよう」「うちの子はこれから大丈夫かな」と不安な気持ちをお持ちかもしれません。
ここでは、発達障害・学習障害の原因・種類・症状、子どもとの関わり方、勉強の方法などについてご紹介します。

発達障害とは?
発達障害の原因、子どもとの
オススメの関わり方

発達障害の原因は育て方?

以前は「発達障害の原因は親の育て方だ」という説もありました。しかし、原因は脳の働き方の違いにあるとされています。厚生労働省のページには以下のように書かれています。

発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。
これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています。同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。

上記あるとおり、生まれつきの特性です。親の育て方が原因となって後天的に発達障害になることはありません。ただ、気を付けておきたいことが一点あります

周囲の関わり方によって別の問題が発生してくることがあるのです。

親や周囲の関わり方で発生しうる問題とは?

親や周囲の関わり方が影響してくるのは、二次障害の面です。二次障害とは、発達障害の特性が影響してのいじめや不登校や自己肯定感の低下などです。周囲が理解ある人たちだと、発達障害がある子も楽しく気持ちよく過ごせます。しかし、周囲の理解がなければそうは行きません。では、周囲の人たちに理解をしてほしいとお願いして回るか。これは運任せな面があります。例えば、支援学級の先生ですら特性を理解していない人もいると聞きます。であればどうするか?まずは家庭内での関わり方から変えていってあげてください。

特に保護者の方に注意してほしいのは、自己肯定感の面です。「自己肯定感」とは「自分は価値がある」と感じる気持ちのこと、もっとザックリした言い方をすれば「自信」のような意味もあります。自己肯定感を高めて上げるための環境作りを心がけましょう。

  • なんでできないの?
  • 真面目にやりなさい!
  • 集中しなさい!

などと怒られたり、

  • 不真面目な子
  • ダメな子
  • 勉強できない子

等のレッテルを貼られて成長した子の自己肯定感はどうなるでしょうか?自己肯定感が下がり「どうせ勉強しても無駄」「勉強なんかやってもわからない」となってしまうでしょう。叱咤激励のつもりでも、傷付いています。

自己肯定感を高めるために、今すぐできること

自己肯定感を高めるには、お子様が小さいうちであれば「よく頑張ったね!」「やったね!」のような声かけ、「大好きだよ!」やそれに合わせてハグしてあげる、などでも十分です。「言わなくても分かるでしょ」は伝わりません。あなた自身に置き換えてみてください。「家事なんてやって当たり前」「料理のたびに感謝しなくても良いだろ」と言われたら腹が立ちませんか?「掃除してくれてありがとう!」「おかずの●●が特に美味しかった!」と言われたら嬉しいですよね。

気持ちは、言葉や態度できちんと表現しなければ通じません。一言二言でも良いのです。お子様に変わってほしいと思っているなら、まずはママ・パパも少しずつ変えることから始めましょう。

ここからは厚労省の内容を参考に、症状や学習の支援方法についてご紹介します。

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発達障害とは?
サイン・症状・種類や
特性、チェックリスト

発達障害とはそもそも何か、サイン・症状などは 厚生労働省のみんなのメンタルヘルスページを参考に掲載します。

発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。
これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています。同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。

症状は、厚労省ページで複数明記されていますので抜粋しました。チェックリストとしても使えます。

注意欠如・多動症(ADHD)の症状や特徴は?

発達年齢に比べて、落ち着きがない、待てない(多動性-衝動性)、注意が持続しにくい、作業にミスが多い(不注意)といった特性があります。多動性−衝動性と不注意の両方が認められる場合も、いずれか一方が認められる場合もあります。

▼衝動性の症状・特徴は?

  • 発達年齢に比べて、落ち着きがない
  • 座っていても手足をもじもじする
  • 席を離れる
  • おとなしく遊ぶことが難しい
  • しゃべりすぎる
  • 順番を待つのが難しい
  • 他人の会話やゲームに割り込む

▼不注意の症状・特徴は?

  • 学校の勉強でミスが多い
  • 課題や遊びなどに集中し続けることができない
  • 話しかけられていても聞いていないように見える
  • やるべきことを最後までやりとげない
  • 課題や作業の段取りが苦手
  • 整理整頓が苦手
  • 宿題のように集中力が必要なことを避ける
  • 忘れ物や紛失が多い
  • 気が散りやすい

何も対処・対策しない場合のリスク

集中できないことで徐々に学習面で遅れが出始め、「真面目に勉強しなさい!」と怒られたり、授業から遅れがで始めたりし、「自分は勉強できない」と感じるなどして、自己肯定感が低くなってしまいがちです。

学習障害(LD)の症状や特徴は?

全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の学習のみに困難が認められる状態をいいます。

▼学習障害(LD)の症状・特徴は?

  • 読むのが苦手
  • 書くの苦手(鏡文字になるなど)
  • 計算するのが苦手

何も対処・対策しない場合のリスク

「知的な発達では問題がない」ために「なんでできないの?」「ちゃんと考えなさい」など言われることが増えがちです。子どもとしては「頑張ってるのに・・・」となりがちです。
ADHDの子同様、理不尽に怒られることで自己肯定感が低下して何に対してもやる気がなくなるなどの二次障害が起こることが懸念されます。特定ジャンルだけが時間がかかったするので気付きにくいので注意が必要です。

自閉スペクトラム症の症状や特徴は?

コミュニケーションの場面で、言葉や視線、表情、身振りなどを用いて相互的にやりとりをしたり、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが苦手です。また、特定のことに強い関心をもっていたり、こだわりが強かったりします。また、感覚の過敏さを持ち合わせている場合もあります。

▼自閉スペクトラム症の症状・特徴は?

  • 目を合わせない
  • 指さしをしない
  • 微笑みかえさない
  • あとおいがみられない
  • ほかの子どもに関心をしめさない
  • 言葉の発達が遅い
  • こだわりが強い
  • 一人遊びが多く集団活動が苦手
  • かんしゃくを起こす
  • 自分の興味のあることばかりを話す
  • 相互的に言葉をやりとりすることが難しい場合もある
  • 電車、ミニカーやビデオなど、自分の興味のあることには、毎日何時間でも熱中する
  • 初めてのことや決まっていたことが変更されることは苦手
  • 環境になじむのに時間がかかったり
  • 偏食が強かったりする

何も対処・対策しない場合のリスク

友達とのコミュニケーションがスムーズに行かず、学校が楽しくなくなることがあります。また、自分の興味を優先しがちなことで、周囲の学習ペースを合わずに授業のペースに合わせづらくなる子もいます。
友人関係を構築しづらい上、勉強もできず、となって不登校になる可能性があります。

厚生労働省のみんなのメンタルヘルスページにある、
ADHD・LD・アスペルガー症のある子の勉強方法

注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)(LD)、自閉スペクトラム症の順に見ていきます。

注意欠如・多動症(ADHD)の
学習面での支援の方法

厚生労働省のページ内で案内されているADHDのある子の学習方法、学習環境は次のとおりです。

学習環境面

  • 集中しやすい環境づくり
  • 集中しないといけない時間は短く

学習の仕方

  • やるべきことを明確にして迷わせない
  • 親が否定的な言葉で反応しない
  • 褒め方を工夫する

集中しやすい環境を用意して、集中時間は短く、やるべきことは明確にしておく。学習時にはミスしても否定せず、できたことや頑張ったことを褒めてあげることが必要とされています。「集中しなさい!」叱って気力や体力を使うよりも、視点を変えて環境や方法から変えていくことを検討しましょう。

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学習症(学習障害)(LD)の
学習面での支援の方法

厚生労働省のページ内で案内されているLDのある子の学習方法、学習環境は次のとおりです。

  • 文章をわかちがきにする
  • 文節を区切る
  • ハイライトで見やすく
  • 音声教材(電子教科書)を使う
  • 計算が困難なら絵を使って視覚化する
  • 読むのが苦手なら大きな文字で&指でなぞりながら読む
  • 書くことが苦手なら大きなマス目ノートを使う、またはICT機器を使う

書くことが苦手なのか、読むことが苦手なのか、その程度によっても異なるものの、書いたり読んだりすることで集中力や勉強に向かうエネルギーのほとんどを使って疲れてしまって勉強が進まないのであれば、ICTツールなどを利用することも検討しましょう

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自閉スペクトラム症の学習面での支援の方法

厚生労働省のページ内で案内されている自閉スペクトラム症のある子の学習方法、学習環境は次のとおりです。

  • 個別に療育を受ける
  • 視覚的な手がかりを使う
  • 先の見通しを持ちやすく提示する

自閉スペクトラム症の子は、言語情報よりも視覚情報で考える方が楽な子が多いため、目で見て理解できるものの活用することが紹介されています。画像やアニメーションなどを利用したICTを利用した勉強法も検討してみてはいかがでしょうか

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自己肯定感の低下や不登校など「二次障害」のフォローも重要

自己肯定感の低下や不登校など「二次障害」のフォローも大切

発達障害・学習障害・ADHD・自閉スペクトラム症などは、複数の症状が混在することも多々あります。
そのため、それぞれのお子様の特性をよく観察して、勉強方法を選んであげることが必要です。

また、勉強を頑張ってもできなかったり、頑張っているのに努力していないと言われたり、周囲との人間関係がこじれたり、などから自己肯定感の低下や不登校などに派生することもあります。これらは二次障害と言われるものです。
二次障害で自己肯定感がドンドン低くなってしまうと「何をやってもダメ」「どうせ自分なんて」など無気力になって、その後のリカバーも難しくなってしまいかねません。

  • 勉強方法を変えたらできた!
  • 周りの子とは違っても、自分はこれで良いんだ!
  • 苦手なこともあるけど、得意なこともある!
  • (ちょっとずつでも)以前よりもわかるようになった!

など、成功体験を積み重ねられるよう、お子様にとって今よりも適した環境を用意してあげられると、将来へ繋がります

特性と勉強方法がマッチした場合の例

LD、ADHDなどの特性がある子が、勉強方法が合った場合の例をご紹介します。

【小学1年生】軽い学習障害から勉強が簡単に思えるように

軽い学習障害があり、文章を書く、読解、コミュニケーション面などに難がありました。
学校の復習もしましたが解けるものは先取りで学習しました。
小3になってから学校に行けない期間がありましたが、動画講義で学習したので安心して再登校できました
習っていない漢字も「天神」で読み書きできるようになりました。
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※こちらは個人の感想です。具体的な成果は保証されず、結果には個人差があります。
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【小学2年生】支援級を勧められていた子が、先生に褒められるように

小2のとき担任の先生から「授業についていけていない」「支援級が良いのではないか」と面談で言われました。しかし支援級に専門の先生がいるわけでもなく、あまり良い印象がありませんでした。子どもが嫌がったことも理由の一つで、なんとかならないかと探して見つけたのが天神でした。
授業をきちんと聞くようになり、先生に褒められるようになりました。今も授業でわからないときはあるようですが、天神でわかるようになるまで何度でも解いています。
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※こちらは個人の感想です。具体的な成果は保証されず、結果には個人差があります。

【小学4年生】集中力が短すぎてすぐに離席する子に、回答⇒正誤判定のサイクルが短い一問一答が合っている

集中力が短く、勉強し始めてもすぐに離席していました。
一問一答は集中力が乏しい我が子には「天神」が合っていました。ドリルでは親が答え合わせをするまでの時間を待たせると、その間に集中力が下がってしまっていました。回答後にすぐ答え合わせできるのは記憶に残りやすいようです。
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※こちらは個人の感想です。具体的な成果は保証されず、結果には個人差があります。

【中学1年生】アスペルガーやADHDの診断有り、遅れて勉強嫌いになる前に、教科書準拠の先取り学習で授業を楽しく

それまではドリルをしていましたが、中学にあがるにあたって先取りで学習できるものを探していました。
わからなくなってから追いかけるよりも、先に理解できていれば授業も楽しいのではと。
「天神」を選んだ理由は、中学になったら先取りで学習する方が良いと思っていたので、教科書の内容に沿った教材を選びたかったからです。理科が好きなのでその分野を伸ばしてあげたいとも思っていました。動画講義を見て予習してから問題を解き、間違えたら必ず復習していました。最初の点数が良くなければ、すぐにもう一度取り組んでいました。
先取りで学習できることは、大きなメリットになりました。勉強が嫌いになることもなく、おかげさまで志望校に合格しました。
アスペルガーやADHDの診断を受けており不安がありましたが、苦手意識が付く前に対策しておいてよかったです。
苦手対策にもバッチリ。体験で先取り学習してみる?
※こちらは個人の感想です。具体的な成果は保証されず、結果には個人差があります。

LD、ADHD、アスペルガー症などがあっても、特性に合わせた勉強方法・学習環境を用意できれば、楽しく勉強できる可能性はあります。上記では、一部をご紹介しましたがその他にも様々な例があります。
「天神」は幼児版(0歳から6歳相当)、小学版(小1~小6の6教科)、中学版(中1~中3の5教科)まで勉強できるタブレット・パソコンのICT教材です。日本LD学会で週1回10分学習しただけで視覚ワーキングメモリが改善したことも発表し、学習障害などがある子となぜ相性が良いのかなども掲載しています。
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お子様に合うか確認してみましょう。

  • 授業から遅れがちでついていけていない子
  • ADHDで集中力がないタイプの子
  • 読み書きが苦手なタイプの子
  • 得意・苦手の凸凹が激しいタイプの子
  • 視覚ワーキングメモリ(短期記憶力)が弱い
  • 不登校など学校に行けていない子
  • ドリル・問題集での自宅学習で成果が出ない
  • タブレット教材や通信教育で成果が出ない子
  • 集団塾や個別指導塾で成果が出ない
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年長から「天神」を先取りスタートし、何度も学習して自信をアップ
症状:軽い学習障害、文章を書くのが苦手、読解力に難あり、コミュニケーションが苦手

成績アップはウソだと思ってた。小6から「天神」をスタートして難関国立高校に合格
症状:アスペルガー症候群ADHD(注意欠陥・多動性障害)